strong>島を知る・感じる・ふれあう!をテーマに、19離島の体験プログラム事業である「島あっちぃ」
地元のコーディネーターの方に案内してもらいながら、島々で異なる個性豊かな自然環境、文化、歴史など、たくさんの魅力に出会い、そして何といっても人々と交流するのがこの度の醍醐味。
今回は「世界初の黒蝶真珠養殖に成功した工場で、黒真珠の核入れ見学・貝洗い体験」の第2回リポートをお届けします!
【間違いなくワールドクラスの絶景スポット】
体験プログラムの間のフリータイムでは、コーディネーターの劉さんと民宿の翁長さんが、島の絶景スポットを案内してくれました。
石垣島の北東部、ひょうたんの形に突き出たくびれ部分に位置する、伊原間にある地元の人が知るスポット。ここは、火山の噴火によって出来た地形により高台になっており、島の東西の海が同時に一望できます。
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玉取崎展望台からの景色も東から昇る朝日の順光を受けて、またとない輝きを写していました。島の人曰く「このあたりは石垣島の中でも自然豊かな地域。手付かずの部分ばかり」。日中の海の輝きだけでなく、夜の星の輝きもこれまた自慢なのだとか。

【心が通う交流会は旅の醍醐味】
夜は、宿泊した「どぅすんちゃーおなが(友人の家・翁長)」のご家族とコーディネーターの劉さんを交えて交流会。最初は緊張していた参加者のみなさんも、お酒が入るにつれて身の上話に花が咲いていきます。
民宿オーナーの翁長さんは元々は街の出身ですが、ダイビングで入った川平の海に魅せられて30年。「地元の友人からは『なんであんな田舎に住むのか?』と言われますけどね(笑)。それに、こうやってお客さんと飲んで語り合っている時間が楽しいんです」と話します。「参加して良かった~!」という言葉は、交流会が楽しすぎて思わず口に出てしまった、ある参加者の声です。

途中、川平にある高嶺酒造所の高嶺さんが銘酒「於茂登」を持って合流。沖縄県で一番高い山である於茂登岳の水が使用され、発酵や蒸留など全行程が手作りです。作った人と隣りで話しながら、出来たてを飲む贅沢・・・
そうそう、飲んでいたら近所の方が訪れる、というのはどの島でもかなりの確率で起こる楽しみの一つです。
夕食のメインは、島の汽水域(海水と淡水の合流地点)に生息するノコギリガザミをダシに使った八重山そば。これは本島に住んでいたら、なかなか頂けるものではありません。島ならではの料理にみなさん絶賛しながら最後の一滴まで飲み干していました。

片付けも率先して手伝う・・・

【最終日の朝に振り返る】
最終日の振り返り会では、黒蝶真珠の核入れ体験について、「石垣島の川平だから出来た体験。このツアーがなかったら触れるかどうか分からない機会だったが勉強になった」「観光地としての一面だけじゃなくて、その先にあるものが知れたのは有意義だった」という意見の他、「できるなら真珠の取り出し体験もやりたかった」「自然に触れるアクティビティも欲しかった」という今後の課題になるような声もあがりました。

2泊3日の石垣島・川平での体験プログラム。参加者のみなさんは濃厚な日々に少し疲れた様子を見せながらも、充実感を得たような笑顔も残して空港へと向かって行きました。